国沢光宏のホットコラム

2011 モーターショー

Vol.94「2011東京モーターショー ~国沢セレクト!注目のクルマピックアップ!~」

東京ビックサイトで12月3日(土)~12月11日(日)の間に開催される第42回東京モーターショーの出展リストがほぼ出揃った。サプライズ(GT-Rのように事前予告無しでデビューするモデル)もあるだろうけれど、それは「お楽しみ」としておきたい。以下「絶対に見ておくべき注目車」をピックアップします。

日産 NV350キャラバン

●日産NV350キャラバン

現在、1BOXカーはトヨタ・ハイエースの一人勝ち状態。日本だけでなく、中国やタイなどアジア地域でも圧倒的な人気車となっている。日産も「それならウチだって!」と考えたんだろう。ハイエースとソックリながら、微妙に日産らしさを出せていると思う。出展されるモデルは標準ボディの2リッターガソリン。当然の如くワイドボディやディーゼルエンジン搭載車もラインアップされるハズ。

スズキ レジーナe1109

●スズキ・レジーナ

ダイハツは『ミライース』という低燃費&低価格車を発売し、大ヒットしている。当然ながらスズキも対抗馬を開発してことだろう。今回出展されるレジーナがその本命だと言われてます。味のあるデザインのボディは徹底的に軽量化。30km/Lを目標にしているとのこと。こんなデザインで発売されたらクルマ好きも欲しくなってしまう?

ダイハツ D-X

●ダイハツD-X

コペンの後継モデル。基本はコペンと同じくオープン2シーターのスポーツカーながら、バギー仕様やスポーツワゴン風のボディも提案される。搭載されるエンジンは燃費を追求した660ccの2気筒ターボ。輸出向けに一回り大きいボディも用意されるようだ。手頃な価格で発売されれば大いに嬉しい。

●ホンダ・スモールスポーツEV

このクルマもビートの後継モデルという位置づけのオープン2シータースポーツ。新しい世代のガソリンエンジンを搭載するダイハツに対し、電気自動車としてきた。もちろん市販車は660ccターボのガソリンエンジンがメインになることだろう。

●スバル・インプレッサ

レガシィのユーザーに共通するのが「乗り換えるクルマで迷っている」。現行レガシィは少しばかり大きいのだという。そんな人におすすめしたいのが次期型インプレッサの4ドア『G4』。低燃費の新型エンジンに新型CVTを組み合わせ、10・15モード20km/Lを達成。人気の安全装備である『アイサイト』付きも選べる。

●三菱自動車ミラージュ

三菱自動車にとって久々となるニューモデル。1リッター3気筒エンジンを搭載し、10・15モード燃費30km/Lを開発目標にしているという。東京モーターショーが世界初御目見得。

ホンダ NC700X

●ホンダNC700X

違いのわかる大人のためのロングツアラー。新開発となる700ccの2気筒エンジンを搭載。取り回しの良いボディサイズを持ち、通勤から日帰りツーリング、2人乗りでの夏休み北海道ツーリングまでこなす。「最近楽しくない」という人はバイクなどいかがか?大型免許も教習所で取れます。

今回の東京モーターショーは開催期間が短くなった。そのかわり会場が都心に近い東京ビッグサイトになり、ホテルも予約しやすい。東京見物を兼ねてモーターショーなどいかがだろうか。

国沢光宏
国沢光宏 - 昭和33年東京都中野生まれ。

学生時代から自動車専門誌などでレポーターを始め、その後出版社を経てフリーの自動車ジャーナリストに。
著書に「愛車学」(PHP研究所)「ハイブリッド自動車の本」(三推社/講談社)「クルマの寿命を伸ばす本」(同)を始め多数。得意分野は環境問題、次世代の技術解説、新車解説。
毎日1万人が見に来る(KUNISAWA.NET)も好評。

PAGE TOP