国沢光宏のホットコラム

2004 メンテナンス情報

Vol.10「クルマもからだもサプリメント補給を!」

昨年から雑誌で使うデータ取りのためモーターレブのテストを何度も行っているけれど、数少ない例外を除くと基本的に現行モデルばかり扱っている。なぜか?旧型車の写真やデータを雑誌に掲載しても、あまり興味を示してくれそうにないからだ。加えてページ自体、いつ作ったのか解らなくなってしまう。先々代のスカイラインとか出てきたら、古いデータをずっと使っているみたい。

しかし!モーターレブの効果は、古いクルマほどしっかり出るから興味深い。W126と呼ばれる2世代前のベンツSクラスなど、アイドリングからして静かになったほど。もちろんパワーも上がっている感じ。シャシーダイナモに掛けてみたかったと思う。

弟子の山崎君のジムニーなど、オイル交換の時にモーターレブを入れたり入れなかったりすると、燃費までリッター1km前後上下するそうな。1994年式(10年落ち)のフェラーリ348にも入れたが、これまた調子良くなった。

10W-30や15W-50という、一昔前のクルマに指定されているオイルとの相性は素晴らしい。もし機会あれば「少し古いクルマ」を集めてシャシーダイナモに掛けてみたいと考えている。ただシャシーダイナモのパワーチェックを立ち会った人なら解って頂けるだろうけれど、皆さんが考えているよりクルマに厳しい感じ。なんせ高回転域までアクセル全開にするのだから。古いクルマだと壊れそうで心配。

話はガラリと変わるが、体力と筋力を付けるためジムに通っている。40分くらい連続して心拍数140をキープしつつイッキに600kカロリー消費させたりすると、相当バテてしまう。人間というもの、本来なら食事と水さえ摂っていればいいのだろうけれど、どうやら私の歳だといろんなモノが足りなくなるらしい。ジムに通い始めた頃は、行った翌日まで(正確には2日後も)疲れを引っ張ってしまっていた。ジムのトレーナーと相談した結果、運動直前&運動中にアミノ酸と汗に近い成分のドリンクを飲み、朝晩は筋肉を作るプロテインを飲むことにした次第。もちろんビタミンも適当に摂るようすすめられた。するとなかなか調子いいのだ。筋肉痛が低減。疲れを翌日に引きずらなくなった。3ヶ月ジムに通うと体重は4kg減。体脂肪率も昨年人間ドックで計測した26.4%から19%台に下がり、なかなか快調。何より嬉しいのが腰痛から解放されたこと。

昨シーズンまでスキーやゴルフをする時、コルセットを付けないとダメなくらい悩まされた。もちろんクルマもシートが悪いと痛くなってしまう(おかげでシートの評価が出来るようになりましたが)。腹筋と背筋を付けたら、腰痛フリーになったから驚く。やっぱりジジイにゃサプリメントが効く!

大幅に脱線してしまいました。もし古いクルマを持っているなら、ぜひともモーターレブを試して欲しい。シャッキリする上、今のコンディションをキープ出来ます。

国沢光宏
国沢光宏 - 昭和33年東京都中野生まれ。

学生時代から自動車専門誌などでレポーターを始め、その後出版社を経てフリーの自動車ジャーナリストに。
著書に「愛車学」(PHP研究所)「ハイブリッド自動車の本」(三推社/講談社)「クルマの寿命を伸ばす本」(同)を始め多数。得意分野は環境問題、次世代の技術解説、新車解説。
毎日1万人が見に来る(KUNISAWA.NET)も好評。

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