国沢光宏のホットコラム

2017 メンテナンス情報

Vol.164「安全運転に欠かせないガラスクリーナー」

『ガラスクリーナー』は多くの人が使っていると思う。ボディに水垢が付くのと同じく、ガラスにも汚れやディーゼル車の排気ガスに含まれる油分などが付着し、ウインドウォッシャー程度だと取れなくなってしまう。当然ながら雨の日の夜などギラギラする要因になり、安全確認もしにくくなる。

そんな時に使うのがガラスクリーナーなのだけれど、困ったことに今まで「決定的に良いね!」と納得する製品はなかった。強いて言えばコンパウンド(磨き粉)入りのクリーナーを使うとキレイに落ちる。ただボディのワックス掛けと同じく手間が掛かるし、磨いた後に処理をしないとすぐ汚れてしまう。

先日スバル360でアメリカ縦断をした際、最終日に雨となった。スバル360のワイパーは頼りないのでどうしようかと思っていたら、アメリカのクルマ通から「これいいよ。アメリカで人気」とガラスクリーナーをすすめられた。それがここで紹介する『ストーナー』である。

どこかで見たことありますね、と思ったらKUREで扱っていた製品。スバル360のフロントガラスは驚くほど小さいため、ガラス面にシュッシュッと2回くらい吹きマイクロファイバークロス(吸水性の良い新しい素材)で拭きあげるだけ。すると本当に具合良い。油膜を落とすだけで無く、撥水性もある。

帰国して『クリーン&リペル』を使ってみたら、当然ながら同じ製品だった。やはり効果抜群。文字通りガラス面に吹きつけ、マイクロファイバークロス(普通の布でも同じながら、私はマイクロファイバークロスを好む)で拭けば終わり。そもそもガラスが本当にキレイになる。

汚れ落としのクリーナーとしても強力で、拭き残しが気にならない。最初に使った時も、拭いた後のクリーン度に驚いたことを思い出した。雨降ってワイパーを動かすと、使う前と全く違う。ガラス面からピシッと水膜が無くなって気持ち良い上、撥水効果だって高く視界良好。

とはいえ良くても高価なら推奨しにくい。けれどクリーナー+撥水加工効果を持つ製品として考えればリーズナブルだと思う。そもそもアメリカンサイズで多いため、なかなか減らない(容量651mlもある)。次にガラスクリーナーを買う時はぜひとも試してみてください。

国沢光宏
国沢光宏 - 昭和33年東京都中野生まれ。

学生時代から自動車専門誌などでレポーターを始め、その後出版社を経てフリーの自動車ジャーナリストに。
著書に「愛車学」(PHP研究所)「ハイブリッド自動車の本」(三推社/講談社)「クルマの寿命を伸ばす本」(同)を始め多数。得意分野は環境問題、次世代の技術解説、新車解説。
毎日1万人が見に来る(KUNISAWA.NET)も好評。

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