国沢光宏のホットコラム

2016 クルマ&バイク情報

Vol.148「国沢光宏が選ぶ日本の「橋」7選」

最近様々な旅行ガイドで「橋」を取り上げている。確かに橋はトンネルと並び、人間が作った構造物の中で最も優れた移動方法だ。映画の舞台になったり、コマーシャルで使われたりもする。ドライブの目的地として「美しい橋」や「凄い橋」など設定するのも面白い。以下、1度は行ってみたい7つの橋をご紹介したい。

・角島大橋(つのしまおおはし)

日本で最も美しい橋と言われているのが、2000年に開通した山口県の角島大橋。人口900人の角島までの海上を渡る橋なのだけれど、天気が良ければため息が出るほど美しい。橋の手前にある西長門リゾートホテルに一泊して、夕方と朝の雰囲気を楽しむと良いと思う。

・伊良部大橋(いらぶおおはし)

角島大橋もさることながら、個人的には2015年に開通した伊良部大橋が現時点で日本一美しい橋だと思っている。沖縄県の宮古島と隣接する伊良部島を結ぶ橋で、世界屈指と言われる透明度持つ海の上のルート。レンタカーを借りて渡ってみて頂きたい。

・江島大橋(えしまおおはし)

島根県と鳥取県の県境にある別名「ベタ踏み坂」は、自動車の宣伝にも使われた強烈な登り坂の橋。100m走って6,1m上がるという強烈な勾配で約50mの橋最高地点まで昇る。遠くに見えてきたの時インパクトは絶大だ。夜のライトアップも行われており、なかなか幻想的。

・鷲見橋(わしみばし)

岐阜県にある橋桁高が118mもある東海北陸自動車道の橋。高速道路を走るとあまり意識しないけれど、一般道で橋の下まで行くと、あまりの高さに愕然とする。橋の脇に宿泊施設もあるので、川遊びや、釣り、ハイキングなど兼ねて見に行くのがおすすめ。

・大鳴門橋(おおなるときょう)

兵庫県の淡路島と徳島県鳴門市を結ぶ高速道路橋。日本の名橋ランキングの上位に必ず入ってくる。見所は世界3大潮流と言われる鳴門の渦の直上に掛かっているから凄い!『道の駅うずしお』から徒歩で橋に行けば、真下に渦を眺められる。

レインボーブリッジ

・レインボーブリッジ

東京港を渡る知名度抜群の橋。なかなか閉鎖されないと思っている人も多いようだけれど、強風や降雪、事故などで割と頻繁に閉鎖される。台場の側から見ると一番美しい。徒歩で橋を渡ることも可能(21時まで渡れるためデートスポットとして好適)。

・東京湾アクアライン

東京湾の真ん中にある『海ほたる』から木更津までが橋区間。特におすすめなのは富士山や大型船舶などを眺められる木更津側からのドライブ。海ほたるも観光名所になっている。東京観光に来たなら、レンタカーなどでアクアラインを走ってみたらいい。

『番外編』

ドン・ルイス1世橋

・ドン・ルイス1世橋

個人的なイチオシは、「ポルト」という街の中心にある写真の橋。ポルトガルで1位の観光名所になっているから、皆さん同じように感じるのだろう。これほど身近にあり、かつ存在感の大きい橋は珍しい。世界の橋を巡るドライブも楽しいと思う。

国沢光宏
国沢光宏 - 昭和33年東京都中野生まれ。

学生時代から自動車専門誌などでレポーターを始め、その後出版社を経てフリーの自動車ジャーナリストに。
著書に「愛車学」(PHP研究所)「ハイブリッド自動車の本」(三推社/講談社)「クルマの寿命を伸ばす本」(同)を始め多数。得意分野は環境問題、次世代の技術解説、新車解説。
毎日1万人が見に来る(KUNISAWA.NET)も好評。

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