国沢光宏のホットコラム

2014 クルマ&バイク情報

Vol.121「国沢光宏が選ぶおすすめバイク!」

最近「バイクが気になっている」という人が増えている。若い頃バイクに乗っていたという人はもちろん、若い人も「気持ちよさそう」と感じるのだろう。確かにクルマと全く違うワクワク感があります。もしバイクを買うのなら、どんなモデルがいいか? 排気量別におすすめを紹介してみたい。

●125cc この排気量は通勤や買い物、近距離のツーリングなどに便利なスクーターが面白い。例えばホンダの『PCX125』(29万9250円)というモデルは、アイドリングストップ付きで燃費良好。割と大柄なボディのため、直進安定性も良い。同じボディに150ccエンジンを搭載する『PCX150』というモデルもあり、こちらなら高速道路だって走れます。

●250cc 車検不要。ランニングコストという点でリーズナブルなのが250cc。このクラスの売れ筋はホンダ『CBR250R』(44万9400円)。単気筒エンジンながら27馬力とパワフル。低い回転域からトルクを出しており扱いやすい。久々のバイクという人や、初めてのバイクという人にピッタリ。

KTM390デューク

●400cc KTMというオーストリアの『390デューク』(54万9千円)がカッコ良い! 今や日本のバイクメーカーもタイや中国などで生産しているけれど、デュークはインド工場製。でも使っているブレーキはブレンボ傘下のメーカーだったりしてクオリティという点で文句無し。写真を見たらグッと来るんじゃなかろうか。

●650cc 今まで海外でしか販売していなかったスズキ『Vストローム650』(88万2千円)というモデルを日本でも売り始めた。多少のダートなら余裕で走れてしまうサスペンションを持っており、ロングツーリングにピッタリ。日本の高速道路も2人乗り出来るようになりましたから。今年の夏休み、北海道ツーリングなどいかがか?

harley XL883R

●900cc 個性的なハーレーの『XL883R』(99万8千円)などいかがだろうか。883ccと排気量こそ大きいものの、低重心のため足つき性は素晴らしい。小柄な女性でも運転出来ます。乗りにくそうに見えるが、とても素直。近所のお買い物にだって使えるほど。ハーレーはディーラーで気軽に試乗させてくれるから嬉しい。

●1300cc これまで輸出専用だった世界最速のバイクであるスズキの『隼』が日本でも販売されることになった。最高出力197馬力! ブレンボのブレーキなど装備して軽自動車並の156万4500円。もちろんツーリングをしても素晴らしく楽しいです。

追記・バイクメーカーもハードルを低くしようと、長期ローンなど設定している。ハーレーの場合、150回ローンを用意! XL883Rの場合、毎月4191円&ボーナス月2万5065円という支払いで買えてしまう。買う買わないはコッチに置いておき、たまにはバイクのことなど考えてみるのも楽しいんじゃなかろうか。

国沢光宏
国沢光宏 - 昭和33年東京都中野生まれ。

学生時代から自動車専門誌などでレポーターを始め、その後出版社を経てフリーの自動車ジャーナリストに。
著書に「愛車学」(PHP研究所)「ハイブリッド自動車の本」(三推社/講談社)「クルマの寿命を伸ばす本」(同)を始め多数。得意分野は環境問題、次世代の技術解説、新車解説。
毎日1万人が見に来る(KUNISAWA.NET)も好評。

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