スペシャルインタビュー

第4回は、幾多の国内ツアーで優れた戦績を積み重ねられ、欧州ツアーにも参戦されたプロゴルファーの佐藤信人さんにお話を伺います。

「丸山茂樹というスターがいたので、プロには躊躇していました。」

Q:ジュニア時代から世界ツアーに参戦するなど、プロゴルファーとして将来を嘱望されていた佐藤さんが、高校を卒業後、アメリカに渡ったのは海外ツアーを視野に入れてのことだったのでしょうか。

佐藤信人さん(以下/佐藤):いや、それは無かったですね。むしろ、将来一般の社会人として生きていくために、海外で経験を積んだ方がいいと思っての選択でしたね。

Q:プロゴルファーになるつもりは無かったということですか。

佐藤:ありませんでしたね。ゴルフは続けていきたいと思っていましたし、アメリカの学校でもゴルフは続けていましたが、プロになる気持ちは、ありませんでした。

Q:ネバダ州立大学には、ゴルフの奨学生として入学されたとお聞きしましたが。

佐藤:そうですね。前の学校を卒業する時に、ゴルフの経歴をいくつかの大学に送ったら、数校から奨学生としてのオファーがあって、いろいろ考えてネバダ州立大学にしました。

Q:アメリカでも、それだけ実力を評価されながら、プロに目を向けていなかったのはなぜでしょうか。

佐藤:私の同学年に丸山茂樹というジュニア時代からのスーパースターがいるのですが、「プロとして成功するのは、同世代で一人だ」という言葉を聞いたことがあって、「だったら成功する一人は丸山だから、自分は無理だ」と思い込んでいました(笑)

「自分の実力以上の結果が出ているようで気持ち悪かったですね。」

Q:それではプロゴルファーの道を選ぶことになったきっかけは何だったのでしょうか?

佐藤:ちょうど、その頃に日本のプロテストのシステムが変わったんです。それまでは、いろいろとハードルが高かったのですが、誰でも受けられるようになりました。それで、受けるだけだから、と思って記念に受けてみたんです。
受かるとはまったく思っていませんでしたから、テストに受かった後はアメリカの引っ越しも何もドタバタで大騒ぎでしたよ(笑)

Q:その後のプロでの大活躍は、誰もが知るところですが、4年目には初優勝をして、2000年、2002年には賞金王争いと、一気にトッププロになられたわけですね。

佐藤:なんだか、すごく居心地が悪かったですね。自分の実力と、およそかけ離れた結果が出ているので、自分のことに思えませんでした。本来、プロになった時の目標は、ツアーの参戦とシード権の獲得が最大の目標でしたからね。

Q:その後、アメリカツアー、ヨーロッパツアーにも参戦されますよね。

佐藤:やっぱり海外は違いますね。運や勢いでは、なかなか上位に行けません。移動ひとつ取っても、日本に比べて大変ですからね。

「気が付くと周りの人がみんなKURE 5-56 を使っているんですよね。」

Q:KURE 5-56 はいつ頃からご存知でしたか?

佐藤:KURE 5-56 は子供の頃からずっと身近にありました。

Q:ご家族が使っていたとか。

佐藤:そうなんです。父親が何でも自分でやる人で、家の椅子や小さな家具とかを作ったり、家でゴルフの練習をするのに囲いが欲しいと言うと作ってくれたりしていました。その父親の傍らにいつもあったのがKURE 5-56 で、よくシュッシュッと吹いていました。
特徴的な赤いパッケージと「5-56」という不思議な名前で強く印象に残っています。

Q:大人になってからは、いかがですか。

佐藤:プロになってゴルフクラブの手入れをメンテナンスのプロの方がやってくれるのですが、皆さん傍らにKURE 5-56 を置いているんですね。
それから、トレーナーさんもトレーニングマシンのメンテナンスにKURE 5-56 を使っていましたね。
あの赤いパッケージと「5-56」の名前を思い出して、いろんなプロに評価されているんだなと思いましたね。

Q:クラブの手入れにKURE 5-56 を使う方は多いのですか。

佐藤:現場でプロがKURE 5-56 を使うということは無いですけれど、家で手入れする時によく使うと聞きますね。
特にノンメッキのクラブは、2、3日ですぐに錆びが浮いてしまいますから、普段の手入れが大切です。
プロはそういうことは無いと思いますが、アマチュアの方も、コースに出た時にクラブに浮いた錆を見つけたら、モチベーションが落ちると思いますよ。

Q:実は、新たにKUREから消しゴムタイプのサビ除去剤「オーマイゴシゴシ」が発売になったのですが、いかがでしょうか。

佐藤:へぇ−、本当に消しゴムみたいですね。うわっ!スゴいですねぇ。本当に消しゴムで鉛筆の線を消すみたいに、簡単に錆が落ちていきますね!
なんだか、これをやっていると、楽しくてクセになりそうですよ(笑)
気が付いた時に、ササッとこれで錆落としをして、アフターケアでKURE 5-56 を吹きつけておいたら、完璧ですね。

「自分の経験を伝えられるようなゴルフ解説をしたいです。」

Q:ここ数年、解説でも活躍されていて、高い評価を得ておられますね。

佐藤:解説は難しいですね。万人に受ける解説が無いというのは理解できますが、やはりより多くの視聴者の方に納得していただける解説をしたいとは思っています。
せめて平均点を、と思うのですが、それさえも難しいですね。

Q:アメリカのPGAツアーや、欧州ツアーの解説は、佐藤さんご自身の経験の豊かさもあって、とても人気があるとお聞きしています。

佐藤:私自身が、プロになる前に数年をアメリカで過ごしてきましたし、アメリカツアーやヨーロッパツアーにも参戦した経験があるものですから、多少は他の方より語れる部分も多いのではないかと思っていますし、その辺りを視聴者の皆さまにもお伝えしていきたいと思っています。

さまざまな経験を積まれて、プロゴルファーの中で独自の道を歩いてこられた佐藤信人さん。プロゴルファーになるまでのお話や、現在の解説者としての佐藤さんの姿勢など、とても魅力的なお話でした。今後の更なるご活躍に注目です。

Profile

佐藤信人

佐藤 信人(さとう のぶひと)
生年月日 1970年3月12日
千葉県出身
千葉・薬園台高校卒業後、米国に渡り、ネバダ州立大学へ。
1993年に帰国してプロテストに一発合格。
1997年の『JCBクラシック仙台』で初優勝。
2000年、2002年と賞金王を争い、2000年には平均ストローク1位を獲得。
2004年、欧州ツアーに挑戦。最高位「カタール・マスターズ」2位。
2013年より、解説者としても活躍の場を広げる。

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